「弱さを認める強さ」

 長年お世話になっていたKさんが永眠されました。末期がんでした。

 Kさんには視覚障害があり、小学校での福祉教育のゲスト講師として、優しく子どもたちに語りかけてくださいました。

 この活動を、「見えないことは不便だけど不幸ではない。色々なことにチャレンジして、お互いしっかり生きていこう。そんなことを子どもたちに伝えたい」と話しておられました。

 一方で、代筆やゴミ出しなどを周囲に頼まれたり、パソコンの扱い方などを尋ねに来られました。明るい性格の持ち主で、「ちょっと手伝ってほしいことがあるんだけど」と声をかけられたものです。そして、闘病中には終活も進められ、「協力してほしい」とお願いされたりもしました。

 それは、まさに「自立した姿」に見えました。自分の弱さを認め、他者を頼りながら支え合って生きる姿こそ、自立なのだろうと思います。

 最後は「医療に役立ててほしい」という生前の希望通り、献体としてご自身の体を提供されました。

 弱さを認める強さを、Kさんに学びました。出会えて感謝です。いってらっしゃい、Kさん。合掌。    (善)

「思いを馳せる」

 「ドクターヘリが飛んでるよ!」喜ぶ息子の声で空を見上げると、救急医療用のヘリコプターが飛んでいました。

 しばらく見ていると、病院の屋上に降り立ちました。そしてすぐにスタッフらしき人影が現れ、慌ただしく動いているようでした。

 様子を見守っていた息子。初めは興奮気味だったものの、次第に何かを感じ取ったように静まっていました。そして、「大丈夫だったかなぁ」とつぶやきました。

 子どもながらに、あのヘリの中には、大けがした人や病気で苦しむ人、その人を助けようと働く人がいたのだと気づき、その人たちのことを案じていたようです。

 また、毎日発表される新型コロナウイルスの感染者数。数字だけに気をとられ、一人ひとりにまでは考えが及ばなくなりがちでは…。しかしその人たちもそれぞれに背景を持って暮らしている「人」なのです。

 普段の生活の中でも、辛い気持ちでいる人や困難な状況にある人へ『思いをはせる』ということは、人として大切なことだと思っています。   (喜)

「ボランティア活動始めてみませんか?」

 ボランティア活動をしたことはありますか?令和元年子ども若者白書には、ボランティア活動に興味があると答えた日本の若者の割合は、諸外国に比べて低いという結果があります。どんなボランティア活動があるのか知らない、始め方が分からない方も多いのかもしれません。

 私が初めてボランティア活動をしたのは、地元を離れ県外に就職していた時です。通信教育で保育士の資格を取得してすぐのことでした。実技試験のために通っていたピアノの先生に保育施設を紹介してもらったのがきっかけです。

 それまで子どもと実際に関わる経験が少なかったので勉強になっただけではなく、出会いが広がり、職場以外に地域の人と関わる居場所ができたことが嬉しかったのを覚えています。

 今回取材したこどもcafeをはじめ、筑後市にもいくつかボランティア団体があります。「役に立ちたい」「楽しく何かをしたい」動機はなんでもいいと思います。ボランティア活動始めてみませんか?(実)

在宅福祉課 嘱託職員募集のお知らせ

筑後市社会福祉協議会【嘱託職員募集】のお知らせです。

私たちと一緒に、福祉のまちづくりを進めていきませんか?

嘱託職員(在宅福祉課)

募集職種 ホームヘルパー(嘱託職員)
募集人数 若干名
資格 介護福祉士・ホームヘルパー2級・介護職員初任者研修修了者のいずれか
普通自動車運転免許必須(AT限定車可)
仕事内容 筑後市内・近郊の利用者宅等を訪問し、身体介護や家事支援、移動の支援を行います。
・訪問は自家用車を使用していただきます。
・パソコンソフトでの記録等の事務業務あります。
労働条件 6:30〜22:00の間の7.75時間のシフト制
週休2日(曜日については採用後決定)
賃金等 基本給 167,400円〜182,200円(採用後3年を経た次年度より昇給あり)
[手当] 通勤手当:実費支給、ガソリン手当:10,000円、電話手当:3,000円(採用後3年間)
[賞与] 年間2か月(昨年度実績)
応募 履歴書、資格証のコピー
採用試験日 随時 面接および現場実習(2日間程度)の総合評価
採用年月日 随時(面接後決定)
問い合わせ先 筑後市ホームヘルプサービス 
採用担当 TEL:0942-52-9016 

 

「もし認知症になったらどのように支援してほしい?」

 「もし認知症になったらどのように支援してほしい?」仲間内でこんなことが話題になりました。

 ある人は「支援していることを感じさせないでほしい」と言いました。「たまには競馬に連れていってほしい」「みんなで酒でも飲めたら最高!」という人たちも。

 このように当事者の立場で考えると、ハッとすることがあるもので…。

 認知症になった時、「以前、こんな希望を言っていたなぁ」と思い出してくれる人がいることの素晴らしさ。

 福祉はその人の幸せを追求すること。困っているから助けるという一面的なものではない。「私はこうありたい」という願い・希望を叶えようとすることの意義深さ。

 つい支援者側だけで支援を考えてしまいがちですが、決めるのは本人であるという基本的な視点。

 認知症に限らず、福祉のことを考えるとき、当事者を対象者化してしまいがちですが、「もし自分だったら?」を考える時間は大切だと思いました。

 「もし認知症になったら、どのように支援してほしい?」身近な人と話してみてはいかがでしょうか。 (善)