福岡県筑後市の社会福祉法人 筑後市社会福祉協議会

「言葉を合わせる作業」

 近所のスーパーにて。小学生の娘たちが「ジュースを買いたい!」と言うので、店内で別行動になりました。

 そして数分後。ジュースコーナーへ行ってみると・・。

 娘たちと高齢の女性が、双方で困った顔してる!そして、娘たちは黙り込んでいる!

 話を聞けば、子どもだけで買い物に来ていると思ったらしく、心配して声をかけてくださったようでした。

 「気にしていただき、ありがとうございます」とお礼を言い、この女性と別れた後、娘たちに「なぜ黙ってたの?」と尋ねると、「何をしゃべってるか分からなかった」と。

 それを聞いてハッとする。

 仮に本当にトラブルがあり、声をかけてもらっても、何しゃべってるか分からない、ということ?

 我が家は夫婦とも県外出身。筑後の方言は、子どもにとって馴染みのない言葉です。加えて、世代によって言葉が違うのも当然です。

 だから多世代交流や移住者交流が大事なのか、と感じた瞬間でした。

 言葉を合わせる作業が支え合いの土壌になっていく。そんなことを学んだ出来事でした。        (善)