「助けて」と言えると助かる

 先日、コインパーキングから出るためにお金を払おうとしていたとき、すぐそばで自転車が止まりました。見ると、高校生らしき男の子で、鼻血が出ていたようでした。心配に思いましたが、ジロジロ見るのも失礼だし…、知らない大人に声をかけられても迷惑かもな…、と声をかけられずにいました。 
 すると、その高校生が「すいません。鼻血がでました。ティッシュはありませんか?」と私に声をかけてくれたのです。
 私は、「大丈夫?」とティッシュを取りにいきながらやっとその高校生に声をかけることができました。
 少しすると鼻血が止まり、お礼を言われました。私もお礼を伝えました。その高校生が声をかけてくれたおかげで、すがすがしい気持ちで帰ることができたからです。
 何か困っていそうな人がいたら協力したいと思っていても、相手にとってそれが良いのか悪いのかわからず、躊躇してしまうこともあります。「助けて」と言ってもらえるとそのハードルはぐっと下がるんだなと思った経験でした。   (中)

職員募集のお知らせ

筑後市社会福祉協議会【職員募集】のお知らせです。
私たちと一緒に、福祉のまちづくりを進めていきませんか?

募集詳細(総務福祉課・在宅福祉課)

募集職種① 正規職員A ② 正規職員B ③ 常勤嘱託職員A ④ 常勤嘱託職員B
募集人数① 1名 ② 1名 ③ 1名 ④ 2名程度
職種(業務内容)① 総務福祉課における地域福祉活動全般に関する業務を担当。
② 在宅、施設でのホームヘルパー業務・サービス提供責任者業務・高齢者相談業務・障害児者相談業務等。
③ 総務福祉課における地域福祉活動全般に関する業務を担当。
④ ホームヘルパー、サービス提供責任者等。
給与①② 正規職員 AまたはB=社協就業規則による取扱い(前歴換算あり) Continue reading

タマスタ筑後で共同募金PR

   

9月8日(日)タマホームスタジアム筑後で赤い羽根共同募金のPRを行ないました。
射的ゲーム、筑後市オリジナルはね丸コラボグッズの販売などを実施し、参加費を赤い羽根共同募金の寄付とさせていただきました!
暑い中、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

「声をかける、ちょっとの勇気を」

 先日、「今のクラスが嫌い」と言い出した娘。理由を聞くと、体調を崩して休んでいた子が久しぶりに登校してきても、「大丈夫?」「治って良かったね!」など、誰も声を掛けない。同じように自分が休んでいた時も声を掛けてもらえず、何だか寂しかった…と話してくれました。

 そして、児童養護施設で過ごしていた人が「私たちのことを気に掛けてくれる人の存在に、気持ちが救われた」と話されていたことを思い出しました。自分自身を振り返っても、不安や寂しさでその場にいるだけでも精一杯という状況で、気付いて声を掛けてもらえた瞬間に安心できたことを覚えています。

 何かを手伝ってもらうでもなく、ただ自分を気に掛けてくれている人がいる、と感じられるだけで、その場の居心地が良くなり、そこが自分の居場所になっていく…。生きていく上では、そうした人の存在が誰にとっても必要なのだと、娘のつぶやきから改めて気付かされました。

 まずは、周りの人のことを気に掛ける、ちょっと勇気はいるけど声を掛けることができるようになる。それが娘と私の今の目標です。 (喜)

「僕たち・私たちのことを考えてくれる人がいたんだな」と思い出せる経験の提供

「夏休みはいらない」。そんなニュースを目にしました。

つまり、困窮している家庭にとっては、「給食がなく食費がかかる」「エアコン代等の利用で光熱水費が負担になる」というのです。

また、学校外で得られる体験や機会にも格差が生じる「体験格差」も指摘されています。

このような、「子どもの貧困」が社会問題化して久しくなりました。

一方で、「地域の子どもたちのために何かできないか」と考える大人が増えているのも事実です。

学習支援・食事提供・遊びの場の提供など、今夏も複数の地域で、子どもの居場所づくりに取り組まれました。そこには多くの子どもが集い、安心で安全な環境で過ごせました。

私たちにできるのは、「僕たち・私たちのことを考えてくれる人がいたんだな」と、思い出せる経験の提供なのかもしれません。

そして、誰もが安心して集える居場所は、例えば困窮している家庭の子も、気兼ねなく安心して集えるのだと思います。 (善)

「公園には今もきれいな花が咲いています」

 近所にある公園は、ボランティアグループの方が毎日のように清掃や花の世話をされて、いつもきれいで住民憩いの場となっていました。
しかし高齢になり活動が難しくなったため、今後は地域の活動としてやってもらえないか、と地域の役員へ相談があったとのこと。

 そこで地域としてどうするか、役員会で話し合うことに…。その中では、役員で分担して水やりする、住民へ協力を呼び掛ける、花を育てるのをやめる、といった案が出されました。

 その場の結論は、今咲いている花が枯れるのを待ってその後は植えない、でした。どの家庭も忙しい中お願いできない、負担を感じて区を抜けたいという人も出かねない、などの意見が多かったのです。
効率性を考えることも必要で、やむを得ないと思う反面、寂しさも感じました。

 しかしそれから一年。公園には今もきれいな花が咲いています。やはり、長年地域を想い行動してきた人の思いを、できる範囲でも繋いでいきたい、と続けることになったのです。花を見るたび、温かい人が身近にたくさんいる、と嬉しさや心強さを感じます。   (喜)