社協だより「人として」7月号を発行しました。
社協だより「人として」7月号を発行しました。
どちらかというと「他人の世話になりたくない」と考える人は多いのでは…。
先日、ある1人暮らし高齢者から「草取りが大変」という話を聞きました。そこで、「若者支援をしませんか?」と話を持ちかけてみました。
どういうことかというと・・。
ひきこもりがちだったり、求職活動中の青年数名と一緒に、高齢者宅で草取りをしました。
そして作業後。高齢者から青年たちに、お礼として工賃が渡されました。
高齢者は、仕事の提供を通し青年たちを支援しました。また、草取りをしてもらい助かりました。
青年たちは、草取りを通し高齢者を支援しました。また喜ばれる経験、達成感、そして収入も得ました。
さらに、当日は地元の民生委員や近所の方も来られ、和気あいあいとした時間となりました。
実は、こうした「高齢者支援」と「若者支援」をリンクさせた取り組みを、地域包括支援センター等と検討中で、その一環の活動でした。
他人の世話になるのが苦手なら、みんなで支える側になってしまおう、という考え方。そんな支えられ方も良いのかなと思います。 (善)
不登校・引きこもり家族の会【サルビアの会】を更新いたしました。
社協だより「人として」6月号を発行しました。
口腔崩壊。未治療の虫歯が10本以上ある状態のことを言います。
兵庫県保健医協会の調査では、県内の35%の小中高校にこの口腔崩壊状態の子どもがいることが判明したそうです。一方で、全体的に見ると虫歯のある子どもの数は減少しているというデータも・・・。
一目では分かりづらい現代の貧困を象徴しているようです。
「表面化しない貧困。ただ、どこかにサインがあるはず・・・」
今回紹介したこどもカフェのスタッフの方もこのように語りました。
言葉には出さずとも、外見や表情、話し方などに現れる貧困。冒頭の口腔崩壊もそのサインの一つなのではないでしょうか。
「いつもと違う様子」はいつも近くにいるから分かること。見えにくいからこそ「違い」を感じられる人の存在が必要なのかもしれません。
現在、こどもカフェでは、夏休みに行うの学習支援のボランティアを募集中。この夏の新たな出会いが「困った」状態にいる子どもを支える第一歩になるのかもしれません。 (拓)
不登校・引きこもり家族の会【サルビアの会】を更新いたしました。
社協だより「人として」5月号を発行しました。
「『おおお…おはよう』『えっと、えっと』等、最初の一語が出てこなかったり、同じ語を繰り返したり、意図と違う声が出る。気持ちが焦りしんどい」
「分かっているのに、言葉が出ないので『分からない』と言ったことも。自分が嫌になる」
「『もう1回言ってください』がきつい。特に電話ではしんどい」
これらは吃音のある男性の話です。
そういうことが積み重なり、人間関係等の問題に発展することも。また学校や仕事、就職活動等でも苦しい思いをしている吃音者も多いようです。
人口の約1%の人に吃音があるとも言われています。そんな吃音者自身による自助団体が「言友会」です。
冒頭の男性は、初めて言友会に参加した時のことを「苦しいのは自分だけじゃないと感じ、楽になった。また、色々な人の考えや情報を得ることができた。自分の話を聴いてもらえ、良い経験になった」と話されました。
県内には福岡市と北九州市に言友会がありますが、そんな話を聞きながら、筑後市にも言友会があるといいなと思いました。
吃音の人たち同士で話したい。そんな方、おられませんか?ご連絡をお待ちしています。 (善)
不登校・引きこもり家族の会【サルビアの会】を更新いたしました。
社協だより「人として」4月号を発行しました。