福岡県筑後市の社会福祉法人 筑後市社会福祉協議会

「もし認知症になったらどのように支援してほしい?」

2021年4月1日

 「もし認知症になったらどのように支援してほしい?」仲間内でこんなことが話題になりました。

 ある人は「支援していることを感じさせないでほしい」と言いました。「たまには競馬に連れていってほしい」「みんなで酒でも飲めたら最高!」という人たちも。

 このように当事者の立場で考えると、ハッとすることがあるもので…。

 認知症になった時、「以前、こんな希望を言っていたなぁ」と思い出してくれる人がいることの素晴らしさ。

 福祉はその人の幸せを追求すること。困っているから助けるという一面的なものではない。「私はこうありたい」という願い・希望を叶えようとすることの意義深さ。

 つい支援者側だけで支援を考えてしまいがちですが、決めるのは本人であるという基本的な視点。

 認知症に限らず、福祉のことを考えるとき、当事者を対象者化してしまいがちですが、「もし自分だったら?」を考える時間は大切だと思いました。

 「もし認知症になったら、どのように支援してほしい?」身近な人と話してみてはいかがでしょうか。 (善)

「心の鬼を退治しよう」

2021年3月1日

 今年の2月2日は節分で、恵方は「南南東」でした。
2月3日が定例と思っていましたが、節分とは「鬼を追い払って新年を迎える、立春の前日の行事」のことで3日とは限らず、2日になったのは124年ぶりだそうです。
 豆まきは「鬼を打ち払う・豆を投げ与えて恵み、静まってもらう」意味があり、「福は内」で豆を投げた場所が清められ聖域になるという風習だそうです。我が家も豆まきをしましたが、日頃からガミガミ言っているからか、「おかあさんが鬼ね」と鬼に選抜され、少し反省した一日となりました。
 昨年からの新型コロナウイルスの影響で、私達の日常は大きく変化してきています。豆まきで色んな鬼や災いが去って、「福は内」で福が舞い込むことを願うばかりです。
 私の子は、保育園の豆まきで「心の鬼を退治しよう」と豆まきをしてきたようです。気の持ちようかもしれませんが、豆まき効果で色々な災いや心の鬼が去り、「福」が舞い込む日を心待ちにしています。 (宏)

「地域みんなで見守り合う」

2021年2月1日

 先日、『「好き」や「得意」が誰かの役に立つ三方両得のまちづくり』をテーマに地域ふくしセミナーが開催されました。個人の困りごとを地域でまとめて話し合って解決方法を探し、一人ひとりが出来ることを少しずつ行う。そんなまちづくりを目指していますというお話でした。

 セミナーのお話を聞きながら学生時代に瀬戸内の小さな島を訪ねたことを思い出しました。一泊二日で島の人と交流し、島の料理を教えて貰いました。美味しい料理や島の暮らしを学ぶ中で感じたのは人の繋がりの強さです。 

 家の鍵は、留守の時でも誰も閉めません。家を出れば誰かに声を掛けられ、一人暮らしの高齢者の家にも、毎日必ず誰かが島で採れた食材や手料理を持って訪ねます。

 島の暮らしとは環境など違うことも多いですが、誰か一人が見守るのではなく地域のみんなでお互いに見守り合う…。一人ひとりのちょっとした心がけが、過ごしやすいまちづくりに繋がるのかもしれません。 (実)

「子どもを育むヒント・魅力的な大人になるヒント」

2020年12月28日

「大人のダメな一面も見せてほしかった」

本号でも掲載した主任児童委員の研修会で、不登校経験者が話されました。

「学校に行けない、何で私はできないの?と思ってしまう。そんなネガティブな感情を、完璧に見える人に話すのは勇気がいる。むしろ、相手のダメなところが分かると、話しやすくなる」

「当時学校の先生からは『頑張りなさい』『このままじゃ素敵な大人になれないよ」と言われていた。でも、『大人になってからもできないことはあるよ』と大きな器で接してほしい」と話は続きました。

確かに、大人のダメなところを見せると、子どもは少しホッとするかもしれない。本心を話すハードルが下がるかもしれない。「助けて」と言える力、「受援力」が育まれるかもしれない。

そして、自分の弱さやダメなところを見せてくれる人は、人間味があふれ魅力的に見える。

冒頭の言葉は、地域や家庭で子どもを育むヒントでもあり、魅力的な大人になるヒントでもあるのかもしれませんね。            (善)