「やっと自分の人生が始まる」。
久しぶりにきょうだい会に参加した女性の言葉が心に刺さりました。
障害のある姉に親の関心が向き続けた幼少期。「自分は血のつながりがないのでは」と感じるほどの孤立感があったと言います。また、職業も「家族の助けになること」が選択の基準に。
このように、自分を後回しにしてきた彼女は、「家族にとって良いこと」が生きていく上での基準になっていました。そして、心の底には親への抑えきれない思いが常にあったと言います。
こうした日々が積み重なり、大人になってうつ病と愛着障害と診断されました。
そんな彼女の転機は、「自分のために生きていい」という主治医の言葉。そして母の「あなたはあなたの人生を生きてほしい」という一言でした。
「自分が幸せになるための道を選ぶ。それは初めての経験」と彼女。
彼女の人生を心から応援したい。
そして。幼少期の経験が大人になった時の生きづらさになっている人は多いのでは…、とも思うのです。(善)