「夏休みはいらない」。そんなニュースを目にしました。
つまり、困窮している家庭にとっては、「給食がなく食費がかかる」「エアコン代等の利用で光熱水費が負担になる」というのです。
また、学校外で得られる体験や機会にも格差が生じる「体験格差」も指摘されています。
このような、「子どもの貧困」が社会問題化して久しくなりました。
一方で、「地域の子どもたちのために何かできないか」と考える大人が増えているのも事実です。
学習支援・食事提供・遊びの場の提供など、今夏も複数の地域で、子どもの居場所づくりに取り組まれました。そこには多くの子どもが集い、安心で安全な環境で過ごせました。
私たちにできるのは、「僕たち・私たちのことを考えてくれる人がいたんだな」と、思い出せる経験の提供なのかもしれません。
そして、誰もが安心して集える居場所は、例えば困窮している家庭の子も、気兼ねなく安心して集えるのだと思います。 (善)