記事にもあるひとり親のためのくらし応援講座では、心の動揺を減らすために「協働調整」の大切さも話されました。「協働調整」とは、同じことで悩むグループなど、安心する人との関わりの中で心が安定するというものです。
筑後市母子寡婦福祉会(以下、母子会)では、ひとり親の皆さんと、かつてひとり親だった寡婦の皆さんでイベントや講座を通して交流し、悩みを共有したりしています。
会員の方からは、「話してみて自分だけじゃないと知って楽になった」「寡婦の皆さんが悩みを乗り越え、明るく過ごしているのを見て前向きになれた」といった声を聞きます。
母子会の皆さんだけでなく、生きていく中で落ち込んだり、悩むことがあります。「協働調整」によって、気持ちがラクになったり、元気をもらったりします。自分だけで、どうにかしようと考えるのではなく、安心できる居場所で、誰もがいつでも助け、支え合える関係をつくれたらいいなと改めて思いました。 (実)