小学校の授業参観での一コマです。
「障害がある人は特別な人ではない」「大変と思っていたけどイメージが変わった」「趣味を楽しんでいて素敵だと思った」。障害のある方から話を聞き、バリアフリーやボランティアについて学んだ子どもたちの言葉です。
そしてこれから大切にしたい3つのこととして、「気づく心」「相手のことを思い行動すること」「一人ひとりがお互いを思いやる心」とまとめた子どもたち。それぞれの感想でも多くの子が「困っている人を見たら助けたい」と口にしました。
そんな話を聞きながら、亡くなるまで一人暮らしをされていた重度の身体障害の方の言葉を思い出していました。この方は小学校の福祉教育で子どもたちに講話をされる時、いつも最後にこう伝えられました。
「自分を好きになってください。自分を好きになれないと、自分のこともお友達のことも大切にできません」
困っている人のことを心配したり手助けできる優しさや行動力は伸ばしてほしい…。だけどまずは、あなた自身を大切にしてね、と伝えていくことも大事なのかもしれません。(喜)