とある地域デイサービスのボランティアの方のお話です。
「昨年大きな病気をしました。死も覚悟しました。明日手術という日。お別れを言おうと思い、地域デイサービスの会長さんに電話をしました」
「会長さんと地域デイサービスで楽しかったことや色々な思い出話をしました。すると、不思議と手術が怖くなくなった。死が怖くなくなったのです」
「手術は成功し、今またボランティア活動をしています。ボランティアは誰かのための活動。でも、自分のためでもあると思いました」
ある校区での研修会後に、呼び止められ、そんなお話をお聴きしました。
このお話を地域デイの会長さんにこっそりお伝えしたら、「そう。手術の前日に電話があって・・。本当に良かった」と涙ぐまれていました。
本当に素敵な関係。素敵な瞬間のおすそ分けでした。こんな時、「この人たちのように年齢を重ねたい」と感じます。地域での福祉活動にはそんな出会いや瞬間がたくさんあります。
そして、「あなたのように年齢を重ねたい」と思われるような生き方をしていきたい、と思うのです。 (善)