大学生だった頃の思い出と言えば、大学での勉強やゼミ生同士での議論。友人と飲み明かしたり、サークル活動にアルバイト。様々なボランティア活動や音楽活動等々。そうした中で、様々な人間関係を経験するとともに、社会体験も積み、社会に出る準備をしていたのだろうと思い出されます。
そんな青春時代を送ったという人は、少なくないと思います。
ところが、今の大学生はそのようなことができないようで・・。
コロナ禍により大学に通うことができず、自宅でのオンライン授業。友人づくりもできない。飲み会などはNGで、サークル活動もない。アルバイトも思うようにできず、人間関係にもまれる機会も、社会体験も少ない。
そして数年後には社会人として厳しい世界に放り出される。結果、様々な生きづらさに直面する若者が増えるのではないか…と思ったりします。
ここ数年、「就職氷河期世代」への支援が着目されています。同様に、近い将来「コロナ禍就職世代」への支援が必要になるのかもしれない。
ともかくは、直面するかもしれない生きづらさは、自己責任ではないことを認識しておきたいものです。 (善)