「もし認知症になったらどのように支援してほしい?」仲間内でこんなことが話題になりました。
ある人は「支援していることを感じさせないでほしい」と言いました。「たまには競馬に連れていってほしい」「みんなで酒でも飲めたら最高!」という人たちも。
このように当事者の立場で考えると、ハッとすることがあるもので…。
認知症になった時、「以前、こんな希望を言っていたなぁ」と思い出してくれる人がいることの素晴らしさ。
福祉はその人の幸せを追求すること。困っているから助けるという一面的なものではない。「私はこうありたい」という願い・希望を叶えようとすることの意義深さ。
つい支援者側だけで支援を考えてしまいがちですが、決めるのは本人であるという基本的な視点。
認知症に限らず、福祉のことを考えるとき、当事者を対象者化してしまいがちですが、「もし自分だったら?」を考える時間は大切だと思いました。
「もし認知症になったら、どのように支援してほしい?」身近な人と話してみてはいかがでしょうか。 (善)