福岡県筑後市の社会福祉法人 筑後市社会福祉協議会

「身近な相談場所として」

 先日、介護家族の会「コスモス」の介護講座で、管理調剤士さんにお薬についての講座をしていただきました。 

 調剤薬局と言えば、病院受診後に処方箋をもらい、薬をもらう所としての認識を持っている人が多いのではないのでしょうか。高齢になると内科、眼科、外科など複数の病院にかかり、それぞれに処方箋をもらってお薬をわけて飲むのは介護する側も、服薬される側も大変です。しかし、近所のかかりつけ医で、処方箋をまとめてお薬を渡してもらうことも可能とのこと。

 日本では、高齢者の薬の飲み残しが年間500億個あるそうです。次世代への負の遺産とならぬよう、服薬を辞める勇気や主治医や薬剤師に相談し薬を調整していくことも必要と言われてありました。 

 かかりつけ医と同様に、かかりつけ薬局を見つけ、日頃から健康相談をできる場として活用したり、自宅にお薬を届けるサービスもあるとのことです。

 今や調剤薬局はガソリンスタンドより多く存在するそうです。身近な相談場所が近くに増えるのは、地域にとって心強い味方ですね。 (宏)