相模原市の障害者施設で19人が犠牲になった事件から2年が経過しました。7月26日の事件当日にあわせ、様々な報道媒体で事件が取り上げられました。凄惨な事件の内容や「障害者は税金の無駄遣い」といった犯行の動機について改めて考えさせられました。
一方、ある国会議員がLGBT当事者に対し「生産性がない」「そのような人に対しては税金を使う必要がない」という趣旨の発言をし、批判が集まっています。
もし「生産性がない」「税金の無駄」と切り捨てられるのであれば、その対象は誰になるのでしょうか。障害者やLGBT当事者だけでなく、病気になったら、怪我をしたら、年老いたら。誰しもが切り捨てられることになってしまうのでは…と思うのです。
相模原事件から2年が経過した今。改めて私たち一人ひとりの存在の尊さを見つめ直す必要があるのかもしれません。私たち誰もが切り捨てられることのない社会であるために…。(拓)