福岡県筑後市の社会福祉法人 筑後市社会福祉協議会

「人生経験が支える力に」

 今回、インタビューをさせていただいた髙橋民生委員さんは、ご家族の介護のために一時期、民生委員の活動から外れていたことがあったそうです。

「介護をしている間は辛く、大変でした。でも、それまでは介護される高齢者にばかり目が行きがちでしたが、介護している方への声掛けも自然とできるようになりました」「仕事での経験や、介護の経験等、辛かったことも、自分の経験すべてが民生委員の活動で活かせることができたと思うと、辛かったこともいい経験だったと思う」と話が終わった。

社会福祉協議会には、いくつかの当事者団体があり、日々活動をしています。

その中では、誰かの「辛かった」経験が、誰かの今の「辛い」状況を考えている。

同じような経験をした人には特に気づかない痛みを、分かち合いやサポートに合うことができるのだと思います。

筑後市内には92名の民生委員および主任児童委員が活動しています。

これからもそれぞれに、積み重ねた人生経験があります。その一つ一つが民生委員の活動に生かされていると思うと、本当に心強いなと思いました。

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