近所にある公園は、ボランティアグループの方が毎日のように清掃や花の世話をされて、いつもきれいで住民憩いの場となっていました。
しかし高齢になり活動が難しくなったため、今後は地域の活動としてやってもらえないか、と地域の役員へ相談があったとのこと。
そこで地域としてどうするか、役員会で話し合うことに…。その中では、役員で分担して水やりする、住民へ協力を呼び掛ける、花を育てるのをやめる、といった案が出されました。
その場の結論は、今咲いている花が枯れるのを待ってその後は植えない、でした。どの家庭も忙しい中お願いできない、負担を感じて区を抜けたいという人も出かねない、などの意見が多かったのです。
効率性を考えることも必要で、やむを得ないと思う反面、寂しさも感じました。
しかしそれから一年。公園には今もきれいな花が咲いています。やはり、長年地域を想い行動してきた人の思いを、できる範囲でも繋いでいきたい、と続けることになったのです。花を見るたび、温かい人が身近にたくさんいる、と嬉しさや心強さを感じます。 (喜)