高校生でヤングケアラーとなり不登校を経験した方の本を読みました。
自死寸前まで追い込まれたこと、相談していいのか葛藤したこと、信頼できる先生に打ち明けたことが好転のきっかけとなったことなどが書かれていました。
その本の中にこんな言葉も。
「食べることも、生活することも、みんな誰かに助けられている。そう考えると助けてもらうことのハードルが低くなりませんか」と。
数年前に、お金を払っているんだから「いただきます」は、言わなくていいという考えが話題になったことがありました。
「いただきます」には、食材を作ったり、運んだり、時間という命をかけてくれた方への感謝の気持ちも込められています。
忘れてしまいがちですが、みんな支え合って暮らしているのです。
誰かに頼ったり、助けてもらうことが難しいときがあります。しかし、誰もが支え合って暮らしていると思うと、助けてもらうことは特別なことではないなと感じました。(実)