福岡県筑後市の社会福祉法人 筑後市社会福祉協議会

「介護する側からされる側へ変わる時」

介護家族の会「コスモス」の忘年会で、「そうなったら、一緒に同じ施設に入ろう」と、話が盛り上がりました。
この方、夫婦2人で生活をされており、どちらかに介護や医療が必要となった時、食事や家事の面でお互いのことが心配の様子。幸いなことに近所の高齢者施設と親交があり、自炊が出来なくなったら食事だけでも食べにおいでと言われているとのこと。
「必要に迫られたらホームで食事して時々家に戻るようにしようかな…」と。

その場にいた同じ会員さんも伴侶を亡くされ一人暮らし。「気の合う仲間同士で同じホームに入って余生を暮らすのもいいかも…」「将来的に孫や子ども家族にお世話になりたくないし…」等々。

元気なうちに自分が望む介護の在り方・生活スタイルを家族や身近な人たちに伝えておくことも大切なのではと感じた瞬間でした。
また、家族介護の経験のある方だからこそ、自分達に介護が必要になった時のことを、身近に考えられるのではと思います。
介護する側からされる側へ変わっていく時、自分がどんな生活を望むのか考える時間も大切なのでは感じています。      (宏)