「病院のパンフレットをすぐに点訳してもらえるので助かる」
「電化製品の説明書も点訳してもらえたのでスムーズに使用できた」
先日、点訳グループむつみ会が新聞社の取材を受けました。記者の方とのやり取りの中で、視覚障害当事者の方が語られました。
現在は、一般の書籍などの点字版や音訳データなどは日本全国で取り寄せられる便利なサービスがあります。しかし、病院の資料や取扱説明書のように生活に密着した情報を手に入れるためには、地域に根ざした点訳活動が必要です。
現在、医療の発達などの影響で生まれつき視覚障害がある人は減少しています。そのため、点字が読める人の数も減りつつあり「活動依頼も減少してきた」とむつみ会会員。グループとして新たな活動の方向性も模索中です。しかし、活動の原点は視覚障害者の生活を守ること。会員は続けてこう語りました。
「多い少ないではなく、一人でも必要としている人がいる限り、むつみ会の活動は続きます」 (拓)