福岡県筑後市の社会福祉法人 筑後市社会福祉協議会

吃音の「しんどさ」はどこにある?

2018年11月15日
「自分の生きにくさの原因が『吃音』であると知ったのは25歳の時でした」と、ある吃音者が言いました。
「どのようにして知ったのですか?」と尋ねたら、「インターネットでたまたま開いたサイトに、見知らぬ吃音者の経験談が書かれていた。それを見た時、今までの自分と重なり、涙が止まらなかった」と話されました。
その後、言友会に参加するなどし、自身の生きる道を考え直されたそうです。
つまり、自身の生きにくさの理由を正しく知ることが、前に進むステップになったということでした。
ただ、生きにくさの理由の捉え方が大事だという話にもなりました。「吃音」そのものが苦しいのではない、というのです。むしろ、友人や仕事仲間など、周りの人たちとの関わりの中にしんどさがあるのだ、と冒頭の彼は言いました。
つまり、吃音ではない人たちの理解の度合いや関わり方によって、問題が生み出されているのだと、捉える必要があるように思います。 そう考えると、吃音ではない人も、当事者として考えていくことが大事なのだと思いました。
(善)