福岡県筑後市の社会福祉法人 筑後市社会福祉協議会

共同募金会 筑後市支会

戦後、日本の地域社会は焼け野原からの復興が大きな課題でした。当時は、戦災孤児、失業者、身体障害者など、多くの福祉課題を抱えた人があふれかえっていました。一方、戦災で多くの社会福祉施設が焼失したり、幸いそれを免れた施設も物価の高騰などで運営が困難な状況でした。

同時に、GHQによる日本の民主化政策の中で、「公私責任分離論」という考え方が導入されます。行政は民間を、民間は行政をそれぞれ頼ってはいけないという考え方です。民間の社会福祉には、独自の財源が求められていたのです。
このような状況をうけ、赤い羽根共同募金運動が昭和22年に登場します。これはアメリカのクリープランド州で行われていた「コミュニティチェスト」を参考に導入されたものです。民間社会福祉の財政難、また国の施策も課題を解決しきれないという背景の中、そのための財源確保が急務となり、「たすけあい・自助」の精神を基調として「共同募金」が始まったのです。
戦後、日本は国をあげての努力と数度にわたる好景気によって目覚ましい発展を遂げました。しかし一方世界で例をみないスピードで高齢化社会へと移行し、家族機能、地域の機能の変化の中で、新たな社会福祉ニーズもまた、ますます増大かつ多様化しています。
あらたな社会福祉法では、地域福祉推進に係わる規定が設けられ、共同募金もその中に位置づけられました。時代のニーズにいち早く対応し、きめ細かく創意にみちた福祉活動を行なう民間社会福祉事業の財政的支援として大きな期待がよせられており、皆様へのご協力を呼びかけています。